自宅での副業から詐欺に…被害者が語る「タスク詐欺」の実態 道内で総額約2億円の被害

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何気なく自宅で始めた副業から被害に巻き込まれてしまういわゆる「タスク詐欺」。被害に遭った道内の女性が実態を語りました。

被害に遭った50代会社員:「真っ白になりました。頭が真っ白になって、血の気が引いたような」。

上川管内に住む50代の会社員の女性。物価高のなか給料も下がり、すき間時間を有効活用できればと今年5月に「自宅でもできる内職」をインターネットで検索。女性が目をとめたのはインスタグラムのある投稿でした。
そこには「人形等を梱包しシールを貼る内職」という表示の広告が。広告をタップすると「ヤマグチ」という人物とLINEでつながりました。「今はシールを貼る仕事に空きがない」としてヤマグチから紹介されたのは、指定された動画を視聴し画面のスクリーンショットを送るだけで報酬がもらえるというもの。1日に最大5万円を稼げるとされていました。

被害に遭った50代会社員:「再生回数か何かを増やすようなものなのかなって。お金は小さい金額で、やり始めたときにちゃんと入金されてくるんですよね」

動画を2回視聴して350円の電子マネー報酬を得た女性。さらに仕事を続けるには「ToCall」というチャットアプリを使うようヤマグチから指示されました。「ToCall」では別の人物からの指示を受け動画視聴のタスクで4000円を獲得した女性。
すると、さらに高額の報酬が得られるとして、複数人のグループで仮想通貨を使い、指示通り取引をする仕事に誘われます。なぜか取引の前に指定の口座への入金を求められましたが、5000円、1万円、3万円を入金して3回の取引に成功。しかし、9万円を入金した取引では女性が指示通りにできなかったとしてグループの4人全員が報酬獲得に失敗。さらにペナルティとして45万円を請求されます。

被害に遭った50代会社員:「私のせいで他の人たちのお金までって見たとき、すごく申し訳なくて焦った。ちょっと責めの言葉も入ってきてたから、『誰失敗したの?』みたいな」

女性はペナルティの45万円を入金しますが、「タイムアウトした」などとさらに51万円ほどを追加で請求されます。不審に思い夫に相談し、詐欺の被害に遭ったことに気づきました。被害額は合計でおよそ60万円でした。

被害に遭った50代会社員:「色んな詐欺見て『絶対にやめな』って自分の子どもにも言ってきたようなことなのに『何で引っかかったの』っていうところで今すごく自分が情けなくて」

道警によりますと副業を装うなどした特殊詐欺の被害は今年6月までに57件確認されていて、被害総額はおよそ1億9300万円にのぼるということです。
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