副業をしている会社員は、いくら稼いでどんな仕事をしているの?
今から約3年前の2018年は、副業元年と言われ、様々な企業で副業が解禁されました。
この年に政府は、副業・兼業の促進に関するガイドラインというものを発表したのですが、それが副業解禁のきっかけです。
そして、2018年より副業をする人の割合は年々増加して、今では経済規模約8兆円と言われるまでに成長しています。
ところで、多くの人はなぜ副業をするのでしょうか?
その理由はさまざまではありますが、約9割の人は「収入アップのため」としています。
では会社員で副業をしている人は、実際のところどのくらい稼いでいるのでしょうか
また副業と言ってもいろいろな職種がありますが、どのような仕事が多いのでしょうか
そこで今回は
1.副業でいくらぐらい稼いでいるの?
2.一番多い副業の仕事は何?
という点について動画で解説しました。
まず収入金額ですが、2020年に株式会社ヒューマン・コネクトが行ったアンケート調査によると、収入金額で一番多いのは1万円~3万円未満となっています。
また全体の約7割は、月3万円未満の収入でした。
逆に月に10万円以上稼げている人は、1割を切っています。
因みに マイナビが2020年に調査した結果では、副業で稼ぎたい金額は平均で月約13万円となっております。
ですから、ほとんどの方は希望の金額からほど遠い状況にあるわけですが、マイナビの調査によると、副業をやってみて不満を感じている方は少数派で、多くの方はとても満足、もしくはやや満足と回答しています。
その理由を聞いたところ 一番多かった回答は「視野が広がったから」というものでした。
次に回答が多かったのは、「人脈が広がったから」とか「やりがいを感じたから」と言った理由が上がっていました。
つまり、もともとは 収入アップのために始めた副業だけど、実際やってみたらお金だけがすべてではなかったということだったんですね。
次に仕事内容ですが、株式会社ヒューマン・コネクトの2020年の調査によると、副業で一番多いのは「時給型のアルバイト」で全体の34.6%、つまり副業をしている人の3人に1人は時給型のアルバイトをしているということになります。
次に多いのが「スキルシェアサービスや講習など」でした。
このスキルシェアサービスというのは、個人のスキルをお金に変えていくサービスで、例えば料理のスキルがある人がスキルシェア専用のアプリに登録して料理を学びたい人とマッチングするという感じです。
スキルシェアサービスを提供する会社は、たくさんありますので、じっくり調べていけば自分ではお金にならないと思っていた趣味や特技でも意外と需要があるかもしれません。
冒頭でも言いました通り、会社員が副業をしてもそれほど大金を稼げるわけではありません。
実態としては、約7割の人が月に3万円も稼げていないというのが現実です。
とは言え、月に数万円収入が増えたら嬉しいですよね。
但し、中には副業で稼ぐことが最優先になってしまって、本業がおろそかになってしまったり、家庭内がギクシャクしてしまったりする方もいらっしゃいます。
もしそうなったら 意味がありません。
理想としては、スキマ時間を使って楽しみながら副業をするということになりますが、お金をもらって仕事をする以上、どうしても責任がともないますから、なかなか理想通りにはいかないですよね。
#副業 #収入 #仕事内容